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2009年12月31日 (木)

はじめての、貧血

さてさて、数日後の再検査で潰瘍の方は順調に治り始め、十二指腸の通路も開いてきたことがわかりました。

やっと口からものが食べられるようになり、流動食ではありますが食事ができるようになりました。食事解禁の夜に出た入院食は重湯と汁だけの味噌汁でしたが、実に美味でした。しばらく物を食べていなかったせいで味覚が鋭くなっていたのでしょうか、重湯はまるで甘酒のように甘く、味噌汁も独特の濃厚な旨味が感じられたのです。
しかしそんな感覚も徐々に鈍っていき、2、3日後にはもう「物足りない味」なんて思うようになっていたのだからいいかげんなものです。

さてさて、潰瘍は治り始めていたわけですが、問題がひとつ残っていました。それは重度の貧血を起こしていたということ。
主治医さんによれば、私が気づいていなかっただけで血便は12日どころかそれ以前からかなり長く続いていたはずだというのです。潰瘍からの出血が長期間に及んで、要するに血液不足になっていたのだそうです。13日に起き上がれなくなったり立ちくらみがしたりしたのも、貧血の症状だったんですね。この状態では、退院してもまともに仕事ができませんよ、とも言われました。

輸血をすればすぐにでも戻るはずとも言われましたが、やはり輸血にはリスクが伴います。それに個人的な話で恐縮ですが、私、今年の9月に献血デビューをしまして、今後も(今までできなかった分)末永く続けていこうと思っていたんです。しかし輸血をすれば、以後は一生献血ができなくなってしまう。それは困るということで、「輸血はせず、なるべく投薬と自然治癒で」とお願いしました。

そうして以後の治療は、潰瘍の方は胃液を弱める薬で対処し、貧血の方は鉄剤の点滴で気長に血の回復を待つという方針にまとまりました。かくて、ただの十二指腸潰瘍なら一週間程度の入院ですむところを、二週間以上入院したという次第です。

そして暮れも押し迫った29日、血液検査で血色素量が10にまで上がり(最初の検査では6ほどだった)晴れて退院許可、自宅で年越しができることとなりました。
ああ、しかしこれで年末の作業はほとんどできず、当然大晦日の現時点でまだ、一枚も年賀状を書いていません(泣)。費用も結局10万円近くかかりまして、いろいろな意味で頭の痛い年越しです。

さて、来年は良い年になればいいのですが…。取りあえずあと一ヶ月くらいは、胃液抑制薬と鉄剤を飲みながらの生活が続きそうです。

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