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2009年8月30日 (日)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第7話 「騙し絵 (トロンプ・ルイユ)」 (2009-08-18)

トロンプ・ルイユというのも結構対象の幅広い言葉のようで、私のイメージとしてはエッシャーの『上昇と下降』が代表的です。
で、こちらで取り上げられた「立体的に描かれた絵」の例として私が思い出したのはドリフのギャグでした。『8時だョ!全員集合』の定番コントとして、壁に描かれた階段の絵を登ろうとして壁に激突すると言うものなんですが…って、年がばれますな(苦笑)。

さてさて、いつもの五人組とは別に、GA1年のクラスメートが登場。ギャルゲー風に「クラスメイトの吉川さん」と枠付きで説明される辺りが面白かったですね。
吉川っちとキョージュの絵が美展に出品されたので、それをみんなで持ち帰りに県立美術館へ…というのが前半の主なエピソード。

裸婦画のお話ですが…。
創唱宗教が出来る前は、エロさと神聖さは必ずしも対立する意味はなかったんですよ~。

例えば古代カナアン地域では、豊穣の女神アシュトレトはふくよかな(妊婦を模したとも考えられる)女性像として造形されてますし、同じく豊穣や生命力の女神とされたアシェラの神殿には、神聖娼婦が置かれていたそうです。

生殖行為はそのまま子孫繁栄や豊穣、ひいてはあらゆる繁栄を象徴するものとして、時に神聖視されました。そう、エロさこそ神聖さだった時代もあったのです!!

後半は、見聞を広めるための現代美術展見学のお話し。

しかし、月岡芳年の妖怪画(晩年)てどんな絵なんでしょ。それ以前の無残絵ならピンとくるんですが。ちなみに『地獄少女』でおなじみの河鍋暁斎は、共に国芳に師事した兄弟弟子だったとか。

ともあれ、美術との接し方は人それぞれでいいと思うのですよ。
もちろんプロのアーティストを目指すと言うのならそれなりに専門的な知識を持って最低限必要な技術を身につけて…というのもありでしょうが、まずは「面白いな」程度の見方でいいと思うのですよ。

その上で、知識なんかは「楽しみを深めるため」の手段として、おいおい身につけていけば…。「見抜ける目」とやらも、そう言った事の積み重ねの結果として、自然に身につけば良いくらいに考えていれば良いかなと思います。

[DATA]
『GA 芸術科アートデザインクラス』 第7話 「騙し絵 トロンプ・ルイユ」
読売テレビ 2009-08-18+09:00T02:14/P30M (公称。 実際の放送時間は約1分遅れ)
脚本:待田堂子 絵コンテ:川口理恵 演出:即座誠 作画監督:山崎克之

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2009年8月24日 (月)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第6話 「美術部やしき」 (2009-08-11)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第6話 「美術部やしき」 (2009-08-11)
病弱なきょうだいへの鬱屈した思い…で、私が真っ先に思い出したのは『加奈 ~いもうと~』でした。
まあ、あちらは逆に妹の方が病弱なんですが。

「いつも通りの部長だ」
あの水蛭子@シャングリ・ラみたいなカッコがですか。
ま、ともあれ、美術部では、ホラーな作り物を(本業そっちのけで)作るのが伝統なんですね。美術部の舞台美術の小道具を確実に凌ぐ出来で。
ま、その意味でも有望な新入部員がやってきた、というのが今回のお話し。

今回は、珍しくほぼ一本道のストーリーでした。美術部部室がお化け屋敷になって、GA一年メンバーを迎え撃つ…って展開はなかなかに燃えました。
考えてみれば、GAと美術部、二組の主役チームの直接対決も、今回が初めてなんですね。

トラップの性格から、その作り手が自分の兄であると見抜いたトモカネ(妹)は流石ですね。ある意味兄妹の絆を感じさせました(笑)。

なによりも、新しい居場所を見つけたトモカネ(兄)に幸いあれ…。

[DATA]
『GA 芸術科アートデザインクラス』 第6話 「美術部やしき」
読売テレビ 2009-08-11T02:14+09:00/P30M (公称。実際の放送時間は1分半遅れ)
脚本:待田堂子 絵コンテ・演出:岡本英樹 作画監督:石野聡 藤巻裕一(補佐)

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2009年8月21日 (金)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第5話 「生活デザイン部長部屋」 (2009-08-04)

今回のGAのお話しは「身近な生活品をデザインする」という課題にみんなが四苦八苦するエピソード。

そしてみんなより一足早く16歳の誕生日を迎えたナミコさんのお話し。まあみんなより発育が良い…いえ大人っぽい(苦笑)ナミコさんですが(あの第一話のピクトグラムは見事でした)、考えてみればまだ高一なのです。他のみんなが必要以上に子供っぽいせいで、相対的に大人びて見えるだけなんでしょうね。

そして後半は美術部編。
学園生活環境部部との合併後の再出発と言う事で、部室の掃除。まあ、こういうのは色々な「歴史」が発掘できて楽しいんですよね~。
私にも経験がありますよ。昔の新聞とか出てきて、そのうち読みふけったりするんですよね~。「おー、この日に田中角栄が死んだのか」とか「おー、『コンバット』がゴールデンタイムに放送されている」とか「おー、この時代は議会に貴族院がある」とか(苦笑)。

さらに部室の奥部屋はカオスな状態で、殿先生くらいしか手に負えないとかなんとか、伝説がある。
謎のマネキン「早苗ちゃん」もここから発掘されたそうで、昔は芸術科には服飾専攻のCクラスがあって、早苗ちゃんはそこの備品だったらしい。

あそうそう、あーさんの「えらい」っていう方言、関西でも言いますね。「倦怠感がある」とかの意味ですが、調べてみると山口弁や名古屋弁にもある単語らしい。分布域を調べてみれば『蝸牛考』みたいなことになるかも(笑)。

さて、今回のサブタイトルにもあるあかりハウス…いえ部長小屋についても、あーさんの過去とともに語られました。彼女には、部員がいなくて苦労した過去があったんですね…。
新入部員を待ち続けて、そのための居場所だった段ボール製の小屋…。じつは殿先生のお手製で「うざいから隔離した」のが真相ですが、ともあれ彼女の大切な歴史の証。なのですが、美術部の再出発を区切りにここでお別れです。
彼女にはもう、頼れる部員たちがたくさんいるのですから。

[DATA]
『GA 芸術科アートデザインクラス』 第5話 「生活デザイン部長部屋」
読売テレビ 2009-08-04T02:19+09:00/P30M (公称。 実際の放送時間は1分遅れ)
脚本:待田堂子 絵コンテ・演出:植田洋一 作画監督:石田ゆみこ

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2009年8月17日 (月)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第4話 「写真とんち居残りさん」 (2009-07-28)

写真もまた前回のコラージュと同じく、出来合いの素材を使わないといけない。つまりそう都合の良いものが無く、構図で工夫するしかなんですよね。
で、ありがちな構図を避けるための技法に「三分割法」というのがあるとか。画面を縦横均等に三分割して9区画に分け、その分割線の交点の四カ所に人物なり地平線なりを合わせるとか。まあ、詳しくはウィキペディアあたりを参照の事。
実際このアニメでも、この構図は結構ありますね。

あーさんの「しちみとひちみ」。
よく江戸っ子は「し」と「ひ」が区別できないと言いますね。しかし中部弁でもそうだとは知りませんでした。
実は、京都でもそうなんですよ。今の若い人はそうでもないですが、以前は「七条」を「ひちじょう」とか、酷い人になると「ひっちょう」とか言ってました。

後半の主なネタは「居残り」。
モダンテクニックを用いた課題の提出が今日中に迫ったトモカネ、次々とアクシデントが起こる中、スタンピング、アクションペインティング、コラージュと様々なテクニックで切り抜けていくのは流石でした。っというか、一本の鉛筆で濃淡を変えていくという、ある意味ストイックな彼女一流の力業ですね(苦笑)。

[DATA]
『GA 芸術科アートデザインクラス』 第4話 「写真とんち居残りさん」
読売テレビ 2009-07-28T02:19+09:00/P30M (公称。 実際の放送時間は1分遅れ)
脚本:待田堂子 絵コンテ:川口理恵 演出:鈴木薫 作画監督:中野りょうこ

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2009年8月 7日 (金)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第3話 「オニごっこコラージュ」 (2009-07-21)

「あ、見たところ部活動してなかったようでしたけど、でも、何だかとても楽しそうな感じでしたよ」

オニごっこにも色々とルールにバリエーションがありまして、特に昔は子供たちがグループ内で勝手にルールを拡張して「なんとかオニ」というゲームがほぼ無限に存在するんですよね。
でもって、グループで勝手に作るものですから、隣町とか隣の学校の子供とかとは話が通じなかったりとか(苦笑)。

さてさて、今回の課題はコラージュ。
雑誌やチラシや新聞等の写真を切り取って組み合わせて新しい作品を作るというものですね。
出来合いのものを利用すると言う事は、逆に言えば自分のアイディアにそう都合の良いものが転がっているとは限らないわけで、如何に機転を利かせるかが勝負なわけです。
と、言いつつみなさんさすがに美術専攻だけあって、想像力たくましく授業の前から色々と楽しんでいるようで。
ま、新聞の活字を集めて脅迫状を作るってのは、お約束ですが。

でもって、後半は美術部のお話し。前回の顔見せに続き、いよいよ今回から本格的に本編に登場ですね。
GA一年のみんながこの高校を志したのは、それぞれ影響を受けた先輩がいたから。その先輩たちのうち、今回はキサラギの幼馴染みのぶちさんが活躍します。

さてさて、あと一人部員が入らないと廃部って、何やら某けいおん!みたいな展開になってしまいましたね。
なんだか本人の知らないうちにキサラギがロープとガムテで「勧誘」されかけたりしてましたが、まあさすがにそんなあーさんを、ぶちさんが止めてくれました。

部員や、ぶちさんも色々と勧誘(もちろん平和的な樹談で)してくれましたが、なかなか人員は集まらず。キサラギも首は縦に振ってくれませんでした。そもそも芸術科なら、わざわざ部活しなくても授業で美術が存分に出来ますからね…。
ましてや「口笛とか」なんていいながらやってくる一年生もいないわけです。

が、ここは殿先生が機転を利かせてくれました。同じく部員不足で…というか一人しかいない学園生活環境部との合併という奇策で乗り切ったのでした。学環部はその性格上廃部が出来ないそうで、ここと合併すればもはや廃部の心配は無い!!
でもって、実はその学環部唯一の部員こそぶちさんなのでした。ああ、これでますます保護者として忙しくなる事決定ですな(苦笑)。

あ、ところであーさんが美術部の後事を託された「野崎先輩」と、ナミコさんがこの学校に入学するきっかけになった「もう卒業した姉」って、ひょっとして同一人物なんでしょうか?

[DATA]
『GA 芸術科アートデザインクラス』 第3話 「オニごっこコラージュ」
読売テレビ 2009-07-21T02:19+09:00/P30M (公称。 実際の放送時間は1分遅れ)
脚本:待田堂子 絵コンテ:初見浩一 桜井弘明 演出:赤城博昭 作画監督:石丸賢一 末廣直貴

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2009年8月 4日 (火)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第2話 「神様の鉛筆」 (2009-07-14)

「これは織田信長の六歳の時のしゃれこうべ」なんて落語があったような…。あれ? 義朝八歳だったかな? 頼朝だったかな~? (うろ覚え)。
で、今回はキサラギの高校受験時の秘話。文具屋のお婆さんに、菅原道真の鉛筆なんて言われて買った鉛筆で合格したとか(苦笑)。たしか『まなびストレート』でも似たようなお話しがありましたね。こういう縁起物に弱い女の子って、かわいいと思いますよ……バカで

それと今回の大ネタは、居眠りしているトモカネに、ノダミキが「睡眠学習」して荒唐無稽な夢を見せるお話し。実はこのお話しの登場人物(しかも悪役)として、さりげなく?もう一組の主役チーム、美術部が顔を出していたりします(笑)。まあ、本格的な活躍は次回になるわけですが。

それと重要な説明として、『GA』のAは単に芸術科Aクラスの意味との事。芸術科には美術専攻のクラスと音楽専攻のクラスの二つがあって、区別する為に両者をAクラス、Bクラス、と呼んでいるだけとか。
ギャラクシーエンジェルの略ではなかったんですね。 ←当たり前
あ、ちなみにウィキペディアで「GA」と引いてみると、両方載ってました。

それと今回の美術のお勉強コーナー?は鉛筆の濃さと使い分けについて。硬くて薄いのがHで柔らかくて濃いのがB、その間がHBでHやBには更に前に数字が付いて更に段階がたくさんあるとか。しかし私はFなんてのがあるとは知りませんでした。HsとBsの間にHBだけあるものだと…。

ラストはちょっと「ええ話」でまとめました。久々に寄ったあの文具屋さん。お婆さんは、2ヶ月前に亡くなっていたそうです。今店番をしているそのお婆さんの孫は、キサラギがあの「ホラ話」を律儀に信じて鉛筆を大切にしてくれていた事に感動して、同じ鉛筆の最後の在庫をくれたのでした。それはキサラギにとって、本当に「受験の神様の鉛筆」になったのでしょうね…。

「ちょっと、特別ですから、とっておこうと思って。あと、二年半先くらいまで」

[DATA]
『GA 芸術科アートデザインクラス』 第2話 「神様の鉛筆」
読売テレビ 2009-07-14T02:14+09:00/P30M (公称。 実際の放送時間は1分遅れ)
脚本:待田堂子 絵コンテ:桜井弘明 演出:中川聡 作画監督:神谷智大 森悦史

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2009年8月 2日 (日)

『GA 芸術科アートデザインクラス』 第1話 「えがいてあそぼ」 (2009-07-07)

キサラギが冒頭で拾っていた散らないで落ちている桜の花、あれ確か『風光る』では無念桜っていっていたやつですね。確か地球温暖化の影響で食性の変ったスズメが花の蜜を吸うようになり、桜の花もつつくようになったものだから、柄から折れて地面に落ちてしまうとか。
こんな事いうとなんか思いっきりおめでたくなくなってしまいますが(苦笑)。

…なんというか、一ヶ月近く前のアニメの感想を今更書くのも何ですが、なんだか世間的に人気が無いようなので、ひとつ山の賑わいに枯れ木でも繁らせてみようかな~ と。 まあ小ネタをとにかく詰め込んだ30分ですから系統だった感想なんて書けません。で、思った事を徒然なるままに。

この回で興味深かったのはピクトグラムですね。ある意味を極端に記号化した絵で、交通標識とかが好例。この辺りの話はなかなか勉強になったな~なんて思いました。 交通標識ってほぼ世界共通なのだそうで、つまり違う言語圏でも通じるくらい、極端に記号化して分かりやすくしないといけないんですよね。

で、ピクトグラムのデザインて二つくらいなら組み合わせるのも可能。赤くて丸い枠に赤い斜線は「禁止」のピクトグラムで、これに 色々なピクトグラムを重ねる。二人乗りのバイクの絵を重ねれば二人乗り禁止とか。 あ、すると水無灯里の顔に斜線で「恥ずかしいセリフ禁止」とか黄色い三角に鉈で「レナ出没注意」とかも出来そうですね(苦笑)。

[DATA]
『GA 芸術科アートデザインクラス』 第1話 「えがいてあそぼ」
読売テレビ 2009-07-07T02:29+09:00/P30M (公称。 実際の放送時間は1分遅れ)
脚本:待田堂子 絵コンテ・演出:桜井弘明 作画監督:渡辺敦子

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